お宮参り

お宮参りのしきたり、今日この頃

お宮参りのしきたりはなかなか面倒なものです。中には冠婚葬祭のしきたりに詳しい人もいるのでしょうが、普通に暮らしている分には、実際お宮参りをする立場になってから初めてあれこれ調べるのが普通かと思います。

たとえば、お宮参りの時期一つとってもそう。一般的なしきたり通りならば、男子で生後30日目、女子なら生後31日目がお宮参りの日になります。
しかし、実際には地方によって多少違ったり、しきたりよりも都合を優先する場合も多く、厳密に30日が守られるばかりではありません。

家族の仕事都合に合わせるのはよくあるケースですし、お休みの日曜日を初宮まいりの日にするなど、昨今は融通を利かす人が多いようです。

このように、厳密に守られてはいないお宮参りしきたりですが、生涯何度もあることではありませんから、基本的なところを押さえておいても良いかなと、思います。

新生児の両親の服装

伝統的行事のお宮参りにはしきたりも色々あるのですが、一番厄介そうなものは、やはり服装関連のしきたりでしょう。特に女性の場合は和装を選ぶ場合が多いので、色々なしきたりが気になるところではあります。

お宮参り自体はあらたまった儀式ですから、基本の服装は和服の正装です。用意する着物は、お正月の晴れ着などよりも格式が上の和服。正式には、和装の正装である紋付き留め袖の着物を着用するのがしきたり通りのコーディネートになります。

と言っても近年では、お宮参りのしきたりもそれほど厳密に守られているわけではありません。
かなりゆるめにしきたりを解釈するのが普通ですから、色無地の着物とか、訪問着や付下げなど、略礼装でお宮参りに行っても奇異な感じは全くありません。
基本、きちんとした服装であれば、必ずしも礼装である必要はないと考えるのが最近の傾向で、夫婦と赤ちゃんだけのお宮参りだと、共にスーツ姿のご夫婦も多くなっています。

しかし、祖父母をお招きする場合には、年長者の服装の基準に合わせるのが無難であり、赤ちゃんの抱き役を務める祖母が、正装の和服ならば新ママもきちんとした和装でゆきたいところです。
できれば略礼服以上の格式のものを着用するのがよいでしょう。

一方、男性はというと、お宮参りに和服という人は少ないようで、大方のパパやおじいちゃんはスーツ着用で済ますケースが多くなっています。

赤ちゃんの服装

では、新生児の服装はどんなものでしょうか?こちらもしきたり通りならば、祝着が基本です。男の子であれば羽二重の紋付に、鷹や鶴など縁起の良い絵柄を描いた「熨斗目模様」(のしめもよう)、女の子ならば、ちりめんの花柄や友禅模様を華やかに描いた祝い着を着せてあげ、赤ちゃんを抱く人の背中側に祝着のひもを結びます。

赤ちゃんに祝い着を着せた場合は、祖母、母親共に紋付の礼装で付き添うのが、厳密なしきたりの解釈ですが、略礼装を着用しても問題はありません
要はちぐはぐにならなければ良いので、回りにあわせたのコーディネートを心がけてください。

また、ご夫婦ともにスーツ姿の場合は、赤ちゃんも洋式のベビードレスに外出着を着せるという組み合わせも増えてきています。
お宮まいりは家族内の行事ですから、しきたりにこだわらず適当に融通をきかすご家族が多くなっているようですね。

ちなみに、一度きりのお宮参りにわざわざ自前で用意するというのは不経済なものです。なので、赤ちゃんの着物にはレンタル利用がおすすめです。

お祓いもお願いしましょう

お宮参りは神殿に詣でて、お賽銭(さいせん)をあげ、参拝するだけでも問題はありませんが、せっかくの機会ですからお祓いを受けたり祝詞をあげてもらいましょう。ただそれだけのことでも、親としての気持ちが引き締まってよいものです。

お払いをお願いするときにお渡しする心づけは、紅白蝶結びの金包に『御初穂料』と書き、現金を包んで納めます。
金額は神社の受付に掲げられているのが普通ですが、明示されていないなど不安が残る場合は、社務所の巫女さんや受付の方に”だいたいおいくら包むものですか?”などと尋ねてみてもよいでしょう。

お宮参りは、赤ちゃんにとって、初めてのきちんとした外出です。母子ともに身体的な負担を避けるように配慮しましょう。遠くの神社よりも、なるべく近い神社を選ぶのも良い判断だと思います。

お宮参りのしきたりは?リンク